ホウ酸施工士講習に参加(シロアリ対策のお勉強:後編)

matsuiこんにちは、ノービルの松井です。

先回「ホウ酸施工士」について紙面のほとんどを使ってご紹介しましたが、今日は「新築実技講習」の雰囲気を簡単にお伝えしたいと思います。前回は文字ばかりでしたが今回は画像満載の超大作です。(^^)v

「新築講習」については研修施設内に設置された「1分の1スケール木造家屋模型」を使って行われました。

ということで、まずは「ホウ酸水溶液」を作ります。
使用するホウ酸粉末は「ティンボアPCO」という、非常に細かく粉砕されたホウ酸の粉です。
これを大きなバケツに入れ熱湯で溶かしていきます。水ではかえって「結晶化」してホウ酸が固まり、噴霧器のノズルに詰まったりして散布に向かなくなるそうです。

ホウ酸とお湯を混ぜ合わせてすぐの時は白く濁った色をしていますが・・・・

根気よく混ぜ続けていくとだんだん半透明に変わっていきます。出来上がったらポリタンクに保管。
でも、混ぜ合わせて早めに使わないとまた結晶化が始まってしまいますので、施工する前日の午後に作って暖かい場所に保管するか、当日の朝に作って使うのが良いそうです。

続いて模型の建屋を使って「養生シートかぶせ(マスキング)」を行います。
基本的には木部はすべてホウ酸処理を行うわけですが、「化粧柱」という壁の中に隠さず装飾としても使う柱がある場合にはホウ酸が付着すると白く濁り台無しになるので、きっちりと養生をしなければなりません。

では、いよいよ1階と2階に分かれて「散布処理」をしていきます。といっても、今回はホウ酸水溶液ではなく普通の水を使います。もちろん安全第一ですから高所作業の場合はヘルメットも忘れずに。
塗り忘れる面がないように、しっかりと塗りつけていきます。うまく塗れたか心配な場合は少々垂れるくらい撒くほうがいいとのことです。

 

 

散布処理が終わったら、今度は外壁の養生です。
ホウ酸は水に当たると簡単に流出してしまうというのは先回お話しした通りですが、雨もホウ酸にとっては天敵です。
せっかく頑張って処理しても雨に濡れて流出しては水の泡、ホウ酸を保護するための養生シートを家全体に取り付けて作業完了となります。講習では1階外壁部分をシートで巻きました。

15時ごろに講習すべてが終了、愛知に向けて航行開始。
「東京スカイツリー」が見えるはずのポイントでカメラを構えましたが、なーんもみえーせん。
平澤さんと運転を交代しながら、愛知に帰還。帰宅したら日付が変わる寸前でした。
あー、くたびれた。

そして後日、「ホウ酸施工士証」が届きました。また例によって間抜け顔曝しております(トホホ)
まぁしかし、これで晴れて「ホウ酸施工士」となったわけですので間抜けな顔してないで、頑張って取り組んでいきましょう!

それでは次回までさようなら~、おやすみなさいませ。

<社長コメント>
松井さん、ご苦労様でした。平澤さんと君がいない4日間会社は超多忙な毎日でした。
我々の業界は3月から仕事が多忙になり、10月から閑散期に入る業態でしたが、今後は業態を変えてオールシーズン多忙な会社にしていきます。後輩も入って教える立場になり、自覚を持って仕事をしてくださいね。期待しています!

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