ハエ目ユスリカ科(学名:Chironomidae)

hae_01ユスリカ科は大きさや姿は”蚊”に似ていますが、口吻が非常に短いこと、翅には鱗片が無いことで蚊と区別ができます。また人を刺さすことはありません。雄の触角は羽毛状で、雌のそれは短く櫛状です。
ユスリカ科は汚染のすすんだ湖沼、河川あるいは水田などから、しばしば大発生し、建物の壁面や街灯などに集まり、人に不快感を与える害虫となっています。幼虫は水生で、筒状の構造物に体を入れ、微生物・藻類・泥などを餌とし、水底でゆらゆらと揺すっているため、”ユスリカ”の名が付けられました。