コバエ類の同定ポイント

こんにちは、ノービルの遠山です。

最近自室のプチ模様替えを行ったら、ハウスダストにやられてしまいました。
今まで自宅生でしたので、母に片付けをしてもらっていました。
一人暮らしをしてみると、すべて自分でやらなければならず痛い目にも合います。(苦笑)

そんな中、講師を招き先週2日間にわたって社内勉強会が行われました。
テーマは「コバエ類の同定ポイント」です。
来春、弊社に入社予定の大学院生Sさんと2日間がっつり学びました。
内容の一つは「数の多い種からカウントしていく」です。今まで私はペンで線を引き区分けして、一頭一頭丁寧に同定していました。しかしそれでは作業スピードが遅く、目が疲れやすくなってしまいます。先に数の多い種からカウントしチェックを入れれば、負担なくスムーズに行うことが出来ます。

こちらが実際にやってみた写真です。

印までつければより見やすくなります。

次に「種名を特定するための見分け方」です。
昆虫は「頭部」「胸部」「腹部」の大きく3つに分かれており、「胸部」から脚が6本生えているものは昆虫または甲虫に分類されます。コバエ類は小型のものが多く似た形のものも多いので判別が難しいです。その場合は「頭部」「翅」「翅脈」の順に調べていきます。

「頭部」は触角を見ます。「短角」「長角」の2タイプがあり特徴的なものはここを見るだけで判別できます。「翅」はハエ目の成虫は1対2枚だけで後翅は退化して平均棍になっています。ここを見ればユスリカと区別がしやすくなります。

「翅脈」(しみゃく)は翅の中に走っているスジ模様のことです。翅脈は様々なパターンがあり複雑に入り組んだものや、スジが放射状に伸びているものがあります。この特徴を覚えておけば、「頭部」「翅」で得た情報も含め、瞬時に判別することが出来ます。

もし検体の損傷がひどいなどして上の3つで同定が困難な場合は、複眼、脚、胸部、など一つ一つ可能性をつぶしていけば結果にたどり着けると教えていただきました。

ハエ類1頭だけでも見れる箇所、見るべき箇所が自分で考えていたよりも多くあり、同定に対するとてつもない熱意を感じて、教えていただいたことにとても感謝しています。

私もより一層努力し、周りから「すごい!」「頼りになる!」「任せてよかった!」と思われるように精進していきたいと思います。

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