社外研修レポート(ペストロジー実習講座を受講してきました)

ノービルの齋藤です。

ぎらぎら太陽の日差しが照りつく毎日が続きますが皆さん、体調はいかがでしょうか?
特に女性は紫外線対策をしっかりしないといけませんね。
私も外での仕事、社内での仕事を半々で行っていますので、気温差に気を付けて頑張ります!

今回は6月に受講させていただいたペストロジー実習講座について紹介したいと思いました・・・が、まずは初めに私のお仕事について紹介しようと思います。

私の仕事でメインになるのが“昆虫同定”です。

??

“こんちゅうどうてい”?
それって何なの?
そうですよね、聞きなじみがないですよね。

昆虫同定とは、トラップなどで捕獲された昆虫が何という種類かを特定する作業のことを言います。
昆虫の「種」は非常に多いので、種まで確実に言い当てることは難しいのですが、基本的にはそれよりも上位の分類である「科」まで判定します。科まで決定できれば発生源や対策は立てられるのです。

さて、本題はここからです。
研修に参加したのは「一般財団法人 日本環境衛生センター 東日本支局」で行われた「ペストロジー実習講座」です。
まだまだ昆虫同定初心者の私には知らないことばかりだったので、本講座で多くを学ぶことができました。

こちらは蚊のトラップ(グラビッドトラップ)です。
卵を産みやすい環境を作りそこを目指してきた蚊を捕獲します。
この装置ではないのですが、今回は実際に蚊のトラップ(CDCトラップ)を仕掛けました。
実際に蚊を捕獲できていました。

他にもこれまで知らなかった調査方法を知ることができたり、まだ同定で見られていない昆虫を実際に見たり同定検索方法を学びました。

こちらが観察したアカイエカ

ヒトスジシマカです。

他にも薬剤試験や標本作製など実際に手を動かしながら、多くの知識や技術を得ることができた研修でした。

以下残渣接触試験(イエバエ使用)の結果です。

仕事ではあまり巡り合わないであろう蚊の幼虫についても実際に見ることができました。目視では全て同じように見えても、顕微鏡下ではこれほど違いが出るものなのかと驚きました。
これまで注視してこなかったところにこんなにも面白い発見があるのか、と感じることができ貴重な体験をさせていただいたなと思っています。

それにしても、新しい知識はワクワクしますね!
今回の実習講座をこれからの仕事に活かしていけたらと思います。

昆虫同定のご依頼はこちらへ → 「異物分析」

<社長コメント>
齋藤さん、力作のブログありがとう。
我々の業界では最高峰の先生と研修内容の講座です。各行政や自治体の専門部署の新人方も多数参加していたようですね。
3日間の研修は、屋外での実地研修もあり、かなりの見識になったと思います。
是非、現場で経験を生かしてください。期待しています。