「サクラアリ」のご紹介

こんにちは。
ノービルの齋藤です。

コロナウイルスに加え気温の低下と乾燥も気になりますね。
インフルエンザの予防の意味も含めて、手洗いうがいを正しい手順で実施していこうと思います。

さて今回は「サクラアリ」です。

このアリは家屋木部等に被害をもたらすことで問題となる白アリではなく、一般的に黒アリと呼ばれる自然界に生息する一種です。

アリは一般的にコロニー(集団)の中から一部が結婚飛行(巣別れ)・・・つまり繁殖のために翅(はね)を生やし巣から飛び立ちます。
中でもサクラアリは、在来種である他のアリ(春~秋:種によって時期は様々)と比べ最も遅い秋から冬にかけ結婚飛行を行う種の1つです。時間帯としては午前中にみられることが多いようです。

群れを成して飛行し屋内にも侵入することもあります。
危害を加えられることはめったにありませんが、何もいなかった場所にいきなり翅の生えた虫がたくさんいたら気持ち悪いですよね・・・。

さて、今回見つかった翅アリは下の2匹です!

翅4枚のうち一枚が脱落してしまっていますが、
体長5 mmのこちらと・・・

体長2 mmのこちら

なぜ大きさが違いうかというと女王アリ(5 mm)とオスの翅アリ(2 mm)の差です。
女王アリって大きいですよね・・・。

一緒に働きアリ(2 mm)も見られました。

オスの翅アリは同じくらいの大きさですね。

分かりやすい特徴としては、この時期に発生していることとコーヒー豆のような暗褐色の体色です。
寒くなってきたときに現れるのは大体がサクラアリだと考えられます。
アリは巣を見つけ出して対処することが非常に難しいので、ベイト剤(毒餌)を使ってそれを巣に持ち帰ってもらうことで駆除するのが一般的とされます。

いくら小さい虫でも大群をなしていたら不快ですよね。
アリも含め何か虫で困ったらぜひご相談下さい。

それではまた・・・。

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<社長コメント>

齋藤さん、ブログありがとうございました。サクラアリの写真、はっきり撮れていますね。
ぜひ、HPの昆虫図鑑にラインアップしてください。