「ハラジロカツオブシムシ」のご紹介

こんにちは。
ノービルの齋藤です。

梅雨に入ってもなかなか梅雨を感じられませんでしたが、早くも梅雨明けしてしまいました。
暑い夏がやってきますね。熱中症対策を怠らないように気をつけたいです。

今回は「ハラジロカツオブシムシ」のご紹介です。
当社の害虫図鑑ではカツオブシムシ類とまとめられていますが、その中でも様々な種類のものがいますが、今回はその中から「ハラジロカツオブシムシ」をご紹介します。

とは言ってもこの「ハラジロカツオブシムシ」に私自身現場で出会ったことがなく、むしろ「ヒメマルカツオブシムシ」の方であれば見かけます。
そんな中でもなぜ「ハラジロカツオブシムシ」のご紹介かというと、手元に「ハラジロカツオブシムシ」の標本しかなかったためです・・・

長い前置きはここまでにして・・・

上記で出てきたカツオブシムシ科は、基本的には食品害虫として知られその中の一部は衣類害虫として知られています。
ここで出てきた「ヒメマルカツオブシムシ」などの衣類害虫も今後捕獲がみられるようであればご紹介したいですね。

以下の画像が「ハラジロカツオブシムシ」であり、食品害虫とされています。

主に動物質の乾燥食品を加害し、幼虫は噛む力が強いことから梱包資材に穴を空けてしまい、そこから他の食品害虫などが侵入する可能性も高く問題となります。
体長は7~10 ㎜程度で黒色をしています。
ただ名前にもある通り、真上から見たときには見えない腹部裏面が白くなっており、以下の画像のようになっています。

乾燥食品を加害するとされますが、特に魚粉を取り扱う場所や飼料工場に多くみられるようです。
もし本昆虫が発生した場合はエサとなりうる乾燥食品の周囲を確認して、こぼれていたり袋に穴があったりした場合は、迅速かつ適切に処理する必要があります。

今回紹介したハラジロカツオブシムシ以外にも食品を加害する昆虫は数多くいます。
食品害虫に限らず全ての害虫に言えますが、寄せ付けないためには食品など餌となり得るものをこぼしたらすぐに片付ける、開けっ放しにしないですぐに封をするなどの日々の習慣が重要となります。

毎日口にする食品の安心・安全のために、異物混入を起こさないよう日々気を付けて丁寧に取り扱っていきたいですね。

それではまた・・・。

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<社長コメント>

齋藤さん、当社HPの「害虫図鑑」から今回新卒採用につながりました。もう少し「害虫図鑑」の種類を増やしていきましょう!よろしくお願いします。