クマネズミ
クマネズミは、人家に生息する代表的なネズミの一種で、日本全国に分布しています。
体長は15~20cmほどで、細長く、尻尾は体長よりも長いです。体色は褐色や灰褐色で、腹部は白色をしています。
クマネズミは、高い場所を好み、天井裏や壁の中、倉庫などに巣を作ります。
警戒心が非常に強く、臆病な性格のため、人前に姿を現すことは少ないです。
夜行性で、昼間は巣に潜んでいますが、食料が不足すると昼間でも活動することがあります。
食性は雑食性で、穀物や種子、果物、昆虫、生ごみなど、何でも食べます。
特に穀物を好み、貯食する習性があります。繁殖力が高く、年に5~6回出産し、1回に5~6匹の子どもを産みます。
寿命は1~2年ほどです。
クマネズミは、建物に侵入し、食料を食い荒らすだけでなく、電気配線をかじって火災の原因になったり、糞尿による悪臭や病原菌の媒介など、様々な被害をもたらします。
そのため、見つけたら早めに駆除することが重要です。