ドブネズミ
ドブネズミは、人家周辺に生息する大型のネズミで、都市部を中心に世界中に分布しています。
体長は20~30cm、体重は200~400gほどで、太く短い尾と、鈍い鼻先が特徴です。
ドブネズミは雑食性で、穀物、野菜、果物、肉類など、人間が食べるものはほとんど何でも食べます。
また、生ゴミや残飯なども好んで漁るため、下水溝やゴミ捨て場など、不衛生な場所に多く生息しています。
ドブネズミは夜行性で、昼間は巣穴に潜み、夜になると活動を開始します。
巣穴は、土中や建物の床下、壁の隙間などに作られ、複雑な構造になっています。
ドブネズミは繁殖力が非常に高く、年に5~6回出産し、1回に7~8匹の子どもを産みます。
そのため、放置しておくとネズミの数は急速に増加し、深刻な被害を引き起こす可能性があります。
ドブネズミは、サルモネラ菌やレプトスピラ菌などの病原菌を媒介し、食中毒や感染症を引き起こすことがあります。
また、電気コードやガス管をかじることで、火災やガス漏れの原因となることもあります。
ドブネズミの被害を防ぐためには、生ゴミや残飯を適切に処理し、巣穴になりそうな場所を塞ぐなどの対策が必要です。
また、ネズミ捕獲器や殺鼠剤などを使用して、駆除することも有効です。