アブラコウモリ
アブラコウモリは、日本全国に生息する小型のコウモリで、人家の屋根裏や換気口などを棲みかにする身近な存在です。
体長は4~6cm、体重は5~10g程度で、オスよりもメスの方がわずかに大きい傾向があります。
アブラコウモリは夜行性で、日没後に活動を開始し、主に小型の昆虫を捕食します。
都市部では、街灯に集まる蚊や蛾などを狙って飛び回る姿がよく見られます。超音波を出し、その反響で獲物や周囲の状況を把握するエコーロケーション能力に優れています。
アブラコウモリは、10月頃に交尾を行い、メスは冬眠明けの4月頃に妊娠します。
出産は6月頃に行われ、通常2~4頭の子供を産みます。子供は生後約1ヶ月で飛べるようになり、秋には親離れします。
アブラコウモリの寿命は、野生下では2~3年程度ですが、飼育下では10年以上生きることもあります。
アブラコウモリは、人家に棲みつくことから害獣として扱われることもありますが、蚊などの害虫を捕食することから、益獣としての側面も持ち合わせています。
また、アブラコウモリは、日本の生態系において重要な役割を果たしており、彼らの存在は自然のバランスを保つ上で欠かせません。



