IPM作業について

こんにちは。ノービルの村田です。
今年は例年より暑い気がします。毎年同じことを言っている気がしますが、みなさん毎日ほんとうに暑いので熱中症に気を付けてお仕事頑張りましょう!

今回はIPM作業についてのお話です。
IPMとは?(Integrated Pest Management)の略で総合有害生物管理という意味です。
対象区およびその周辺の環境や対象生物の個体数を考慮 しつつ、その生物の個体密度を経済的被害が生じないレベルに 抑制・維持するために、有効・適切な防除法を組み合わせて 実施する。人の健康に対するリスクと環境への負荷を最小限にとどめる。

簡単にまとめると、区域分けをし、その区域ごとでの捕獲された昆虫のデータを集計し、被害を受けないレベルにするために侵入防止策や防除作業を実施する。(なかなかイメージが難しいですね、、、。)

弊社では、IPM作業を行っている企業は製造工場様が多いです。
昆虫も異物混入の対象になるので、増える前に対策を実施することが最重要です。

作業は毎月1回お伺いし、決められた場所に設置してある床置き式のトラップや、飛来昆虫捕獲用のライトトラップと呼ばれる資材を毎月回収・交換します。

回収してきたトラップは防虫コンサルの方に同定(昆虫の名称特定と捕獲数を数える作業)をしていただき、データを報告書にまとめます。

1ヶ月ごとや年間でデータを集計し、捕獲が多い昆虫の傾向をつかみます。
異物混入が起きないように昆虫の侵入防止策や防除方法の提案や殺虫作業を行います。
パッと見ではなかなか昆虫の特定をするのは難しいですが、IPMを通し自分の会社ではどのような昆虫が発生しやすいのかなど傾向を知ることができます。
昆虫によって使用する薬剤や対策方法も異なります。
また、ネズミの管理も併せて行うことも可能です。
弊社では、その他にも異物混入対策や落下細菌検査等も行っています。
昆虫以外にもお困りごとがあれば何でも気軽にお問い合わせください。

それではこの辺で。

食品工場の異物混入対策はこちらを→ 「異物分析
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<社長コメント>
村田さん、日頃は食品工場のインスペクション、モニタリング回収、そして現場での殺虫作業指揮ありがとうございます。のみ込みが早く、指示した仕事を忠実に実行する姿勢は他の男性社員にも見習って欲しいと思います。仕事の分野が多岐に亘り、管理事務職の領域を超えてしまいました。後輩に少しずつ仕事を引きつぎながら、本来の人事採用活動や、業務管理の仕事のウエイトを増やしていく方針です。しかし、防虫コンサルの方が村田さんの才能を生かせるような気がしないでもない。贅沢な悩みができてしまいました💦