異物混入虫ザ・ベスト5「クロバネキノコバエ」のご紹介

こんにちは。
ノービルの齋藤です。

大雨の影響で各地に災害なども起こっています。
またお盆も過ぎてきてだいぶ涼しくなってきましたが、これから穏やかになるべく過ごしやすい気温がなるべく続いてくれると良いですね。

さて前回に引き続き、代表的な異物混入虫のハエの紹介をしたいと思います。
今回はコバエの一種「クロバネキノコバエ」です。

こちらがクロバネキノコバエです。

外見は、黒色~黒褐色で1-6 mmで翅脈が特徴的です。
翅脈(しみゃく)とは翅(はね)にある筋のことです。

こちらがクロバネキノコバエの翅脈です。
アルファベットの「H」「Y(Uにも見えます)」があるのがこのハエの特徴です。

クロバネキノコバエは、日本でも多くの種が確認されています。
通常は野外に生息し、腐葉土などから発生するとされています。

一年中みられるハエで朝方(夜明け~午前中)に多く発生しますが、それに加えて雨上がりに大量発生することが知られています。

光や明るい壁などに集まりやすく、植木鉢などからも発生します。

対策としては侵入しうる隙間をふさいだり、前回のユスリカ同様、網戸などに拭きかけ寄せ付けにくくするスプレーも市販されているのでそういうので、対策するのも良いかもしれません。
食品・製造工場でも外部環境によっては、混入する昆虫としてはベスト5に入るコバエです。
工場の場合、対策としては、建物内部から光源が漏れないようにしたり、差圧コントロール、前室などで捕虫器による捕獲、若しくは自動殺虫器などで駆除するなど、「侵入させない、製造室まで行かせず駆除する」などが必要となります。当社では、調査・駆除・管理などを一環して行っています。
是非ご相談ください!

それでは・・・・

昆虫同定や異物混入のご相談はこちらから → 「異物分析
害虫駆除はこちらから → 「衛生不快害虫駆除

<社長コメント>
齋藤さん、ありがとうございました。
H所長のブログの後なので、安心しました。(苦笑)
当社は基本的にまじめに仕事に取り組んでいますので、誤解なきようにお願いいたします。昆虫の異物混入対策は当社にお任せください。