イエシロアリ(学名:Coptotermes formosanus)

ieshiroari有翅虫(羽アリ)の体長は7~9mmです。兵アリの体長は4~6.5mm、職アリは3~5mmです。ヤマトシロアリより大きく、兵アリの頭部は卵型で、威嚇すると頭部から乳白色の粘液を出します。女王の体長は11~15mm、王は5~7.5mmです。
多湿なところを好み、地中や建築物などにも塊上の巣を作ります。水取り蟻道を通して水を運ぶ能力があり、乾燥した木材も湿しながら加害するため、加害範囲は建物全体に及ぶこともあります。
本種は個体数が100万に達する大きなコロニーを作り、シロアリの中で最も加害の激しい種類です。6~7月の蒸し暑い夕刻の薄暮期から暗くなったころに、数千~数万の有翅虫(羽アリ)が一斉に群飛します。光に誘引される習性があり、夜間多数飛来します。