ハエ目ショウジョウバエ科(学名:Drosophilidae)

ショウジョウバエ科のなかで最も有名な種はキイロショウジョウバエで、それらはモデル生物として多くの研究に用いられるハエです。
体長は3 mm前後で、体色は主に黄褐色から暗褐色などで、複眼は赤色です。主に発酵物・腐果実・アルコール飲料の空き瓶内などから発生しますが、室内の光に誘引されることもあります。家庭では台所などの生ゴミ、工場では、ゴミ集積場所などが発生ポイントです。
1回に30~40個、一生に500個ほど産卵します。その後、卵から10日足らずで成虫になります。成虫寿命は二ヶ月程度です。春先から秋ごろまで発生します。代表的な種はキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)とクロショウジョウバエ(Drosophila virilis)です。